振付け:

森本京子

演出: 陰山 泰
照明: 山口久雄
音響: 諸鍛冶保美(SOUND MUSA)
音響アドバイザー: 磯部真次
美術: 池谷雅之
舞台監督: 塩谷憲彦
出演: 森本京子 
橋口晋策(スターダンサーズバレエ団) 
小濱孝夫(スターダンサーズバレエ団)
田山昌世 中田雅美 浅場由美 渡辺充代 高橋早紀 
望月真祐子 上坂弥生 鈴木菜月  龍見葉子 金子都子
林 由香利 藤田さおり 杉田知穂  青木未来 松永奈実子萬年ひかり 大畑麻乃  杉本彩花
陰山 泰
 
Identity
私は、舞台で踊っている時、いつも三つの視点で自分を見たいと思っている。
踊っている自分自身、それを見ている自分、そしてその関係を眺めている第三者的な自分。
自分が三人いれば良いと思って踊っている。双子あるいは分身・・・。
3人の見る視点が違うのだから、同じものを見ても違う面を違う感覚で見る事が出来るはずだからである。
近くで見ると点の集まりで、遠くから見ると人物に見えるがその正体は抽象的な線なのかも・・・・。
でも、違う目を持っていたとしても、全て自分である。どれがあなたの目ですかと聞かれたとしても 全部 私ですと答えるしかない。
人の見え方もそうである。
一面から見るだけでは、その人の個性は見えてこない。I.D.カードでは、人物の証明は出来ても 個性までは表現出来ない。
ものや人を見る時、自分の理解出来る範囲からだけで見がちである。
アイデンティティーという題材で、わたしの振り付けで作品を作ったが、わたしの振り付けを乗り越えてダンサー達が個性を見せてくれた時、
『アイデンティティー』と言う作品が完成するのだと思っている。
森本京子
 
     
     
 
 
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